藤原一生(読み)フジワラ イッセイ

20世紀日本人名事典 「藤原一生」の解説

藤原 一生
フジワラ イッセイ

昭和・平成期の児童文学作家 日本けん玉協会会長



生年
大正13(1924)年5月1日

没年
平成6(1994)年2月27日

出生地
東京市深川(現・東京都江東区)

学歴〔年〕
小卒

経歴
小学校を卒業し、印刷所に就職。昭和19年陸軍に入隊、中国大陸へ。20年復員。書店勤務などを経て、児童文学作家に。一方、昭和50年日本けん玉協会を設立。会長を務め、統一ルールの制定や段級制度の導入など、けん玉の普及に力を尽し、平成2年少年少女全日本けん玉道選手権大会を開催。著書スラム街で育ち、教会に預けられた少年の頃の体験をもとに書きロングセラーとなった「あかい目―ぼくイエスさま」や「イエスの目」「タロ・ジロは生きていた」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原一生」の解説

藤原一生 ふじわら-かずお

1924-1994 昭和後期-平成時代の児童文学者。
大正13年5月1日生まれ。昭和34年南極の昭和基地にとりのこされた樺太犬(からふとけん)を題材にした「タロ・ジロは生きていた」を刊行。「南極物語」として映画化された。50年日本けん玉協会を設立し,段級制度をつくるなどけん玉の普及につくした。平成6年2月27日死去。69歳。東京出身。筆名一生(いっせい)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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