藤原幽竹(読み)フジワラ ユウチク

20世紀日本人名事典 「藤原幽竹」の解説

藤原 幽竹
フジワラ ユウチク

大正・昭和期のいけ花作家



生年
明治27(1894)年12月26日

没年
昭和53(1978)年9月26日

出生地
兵庫県

本名
藤原 武男

経歴
14歳池坊入門、大正7年上京し、昭和7年池坊華督となり、20年池坊華道研究会会長に就任。「幹造り」と呼ばれる華麗な立華名手で、また洋花を組み入れた現代立華もよくした。37年東京白木屋(現・東急百貨店日本橋店)で日本で初めての立華個展を開催、立華の第一人者としての地歩を築く。文部省主催の日本花道展の審査員を務め、池坊本部監事、池坊お茶の水学院講師などを務めた。著書に「幽竹立華」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原幽竹」の解説

藤原幽竹 ふじわら-ゆうちく

1894-1978 大正-昭和時代の華道家。
明治27年12月16日生まれ。14歳で池坊(いけのぼう)に入門。大正7年郷里兵庫県から上京,昭和7年池坊華督となる。立花(りっか)にすぐれ,37年東京日本橋白木屋で立花の個展をひらき,おおきな反響をよんだ。昭和53年9月26日死去。83歳。本名は武男。著作に「幽竹立華」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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