…鎌倉時代の日記。著者は藤原永経の娘経子。伏見天皇に内侍として仕えた。日記は1280年(弘安3)冬から,1292年(正応5)著者が病気で宮中を去るまでの間,後宇多天皇の譲位,伏見天皇の即位,大嘗会(だいじようえ)など宮中の主要行事の記録を主に,おりおりの行幸,賀茂祭,大原野祭その他の宮廷諸行事の見聞を記す。〈中務〉の呼称は父永経の官職中務大輔にちなむ。【今西 祐一郎】…
※「藤原経子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...