藤原菅根 ふじわらの-すがね
856-908 平安時代前期-中期の公卿(くぎょう),学者。
斉衡(さいこう)3年生まれ。南家藤原良尚の4男。母は菅野高年の娘。文章生(もんじょうしょう)の出身。蔵人頭(くろうどのとう)のとき,菅原道真の左遷に反対する宇多上皇の参内を阻止。延喜(えんぎ)8年参議となり,同年10月7日死去。53歳。贈従三位。その死は道真の祟(たた)りといわれた。醍醐(だいご)天皇の侍読をつとめ,「延喜格(きゃく)」「延喜式」編集にかかわる。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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