藤岡一(読み)フジオカ ハジメ

20世紀日本人名事典 「藤岡一」の解説

藤岡 一
フジオカ ハジメ

昭和期の洋画家



生年
明治32(1899)年4月29日

没年
昭和49(1974)年6月19日

出生地
福岡県大牟田

学歴〔年〕
東京美術学校西洋画科〔昭和2年〕卒

主な受賞名〔年〕
O氏賞〔昭和8年〕「赤いベレーの女」,児島賞〔昭和42年〕「大洋

経歴
同級の荻須高徳らと上杜会を結成。昭和4年渡欧、パリエコール・ド・パリ影響を受け、8年帰国、独立展第3回展で受賞、11年会友、16年会員。戦後33年福岡に移住、42年第35回独立展で受賞。主な作品に「赤いベレーの女」「大洋」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤岡一」の解説

藤岡一 ふじおか-はじめ

1899-1974 昭和時代の洋画家。
明治32年4月29日生まれ。パリ留学でフォービスムの影響をうけ,昭和8年の独立展で「赤いベレーの女」がO氏賞となる。戦後,郷里の福岡にかえり,水墨画風の抽象的表現をこころみる。42年独立展で「大洋」が児島賞。昭和49年6月19日死去。75歳。東京美術学校(現東京芸大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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