藤島常興(読み)ふじしま つねおき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤島常興」の解説

藤島常興 ふじしま-つねおき

1828-1898 幕末-明治時代の技術者。
文政11年生まれ。家は金工師。江戸,長崎で鋳砲技術などを修得し,慶応2年長門(ながと)(山口県)府中藩士となる。維新後,工部省につとめる。明治6年ウィーン万国博覧会に測量器を出品して有功賞。同地で測量器,羅針盤の製造技術をまなぶ。メートル条約加盟のとき「日本尺原器」を製作。明治31年1月7日死去。71歳。通称は瀬左衛門。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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