藤棚白山神社(読み)ふじだなしらやまじんじや

日本歴史地名大系 「藤棚白山神社」の解説

藤棚白山神社
ふじだなしらやまじんじや

[現在地名]金沢市城南二丁目

祭神伊弉諾尊、旧村社。文和年中(一三五二―五六)富樫氏春の建立と伝える。修験教学きようがく院を別当とし、寛永九年(一六三二)教学院末成福じようふく寺が石川郡法島ほうしま村に再興、元禄二年(一六八九)現在地に移転、白山社と号した。境内に藤の棚があり、「三州奇談」に「犀川の上、覚源寺の門を過ぎて向うに藤の花多く咲く宮あり」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android