20世紀日本人名事典 「藤田吉香」の解説
藤田 吉香
フジタ ヨシカ
昭和・平成期の洋画家 京都造形芸術大学名誉教授。
- 生年
- 昭和4(1929)年2月16日
- 没年
- 平成11(1999)年5月25日
- 出生地
- 福岡県久留米市
- 学歴〔年〕
- 東京芸術大学芸術学科〔昭和30年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 国画賞〔昭和34年〕,昭和会展優秀賞〔昭和43年〕「連雲」,安井賞(第13回)〔昭和45年〕「春木万華」,宮本三郎記念賞(第1回)〔昭和56年〕「牡丹」,久留米市文化章〔昭和59年〕
- 経歴
- 郷里の洋画家・松田実の指導を受けたのち、昭和26年上京、東京芸大芸術学科に入学。卒業後、37〜41年スペイン留学、ボッシュとフラ・アンジェリコの手法を学ぶ。42年国画会会員に推挙され、45年「春木万華」で安井賞を受賞。55年には「藤田吉香―今日と明日―展」開催した。静物や花、人物像を得意とし、背景に金箔を用いるなど、日本画的な味わいに特長があった。平成3年京都造形芸術大学教授に就任。代表作品に「すわる」「春木万華」「牡丹」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報