藤蔓擬科(読み)とうつるもどきか

精選版 日本国語大辞典 「藤蔓擬科」の意味・読み・例文・類語

とうつるもどき‐か‥クヮ【藤蔓擬科】

  1. 〘 名詞 〙 単子葉植物の科名。二属七種知られ、アフリカ、アジアおよび大洋州熱帯を中心に分布する。草本または低木で強じんな茎がある。葉は長く、多くの支脈があって、葉柄がなく、ふつう鞘になって茎を包む。また、しばしば葉の先端は巻きひげ状になっている。花は両性放射相称。同形花被で、内に三枚、外に三枚ある。雄しべは六。子房は上位で三室。各室に一個の胚珠がある。果実は石果様。日本にはつる性低木のトウツルモドキが沖縄を中心に自生している。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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