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虚偽意識 きょぎいしきfalsches Bewußtsein

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

虚偽意識
きょぎいしき
falsches Bewußtsein

マルクスによって唯物史観のなかで取上げられた概念で,ハンガリー哲学者 G.ルカーチはこれを,意識が歴史的過程を離れ,それ自体が独立しているかのような仮象をとると,それは「虚偽の意識」となると規定した。しかし意識は歴史的な総体性のなかで位置づけられて初めて「虚偽性」を取除き「真実の意識」となるとされる。

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世界大百科事典内の虚偽意識の言及

【イデオロギー】より

…ヘーゲル主義哲学を〈ドイツ・イデオロギー〉と呼び,その幻想性,非現実性を批判したマルクス,エンゲルスのイデオロギー論にもこうした観点は継承されている。しかし,虚偽意識という狭い意味だけでなく,社会科学的な意味でも観念や意識の研究に重要な一つの方法を編み出すことによって〈イデオロギー〉概念に市民権を与えることになったのがマルクス,エンゲルスのイデオロギー論である。(1)マルクス,エンゲルスのイデオロギー概念もまた多義的であるが,通常,広義のイデオロギー概念と狭義のイデオロギー概念があるといわれる。…

※「虚偽意識」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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