蚊針(読み)カバリ

精選版 日本国語大辞典 「蚊針」の意味・読み・例文・類語

か‐ばり【蚊針】

  1. 〘 名詞 〙 羽毛などで、蚊の形に作られた、釣りに用いる擬餌針。毛針。水面にくる虫類を捕える習性のある魚に用いる。
    1. [初出の実例]「あゆ〈略〉かばりにてつる。かばりといふものは鶏の羽子(はね)にて作るものなり」(出典:魚猟手引(1834)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の蚊針の言及

【フライフィッシング】より

…フライはハエの意であるが,一般には小昆虫を模した擬似餌をいう(図)。鳥の羽や髪の毛などを針に結びつけて仕上げるもので,日本では在来から毛針(けばり),蚊針(かばり)と呼ばれてアユ釣りなどに使用されていた。フライが水面に浮くものをドライフライ,水中に沈むものをウェットフライと呼ぶ。…

※「蚊針」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む