蛇ヶ端渡場(読み)じやがはなわたしば

日本歴史地名大系 「蛇ヶ端渡場」の解説

蛇ヶ端渡場
じやがはなわたしば

[現在地名]福知山市字堀・字猪崎

由良川と土師はぜ川の合流点から約三〇〇メートルほど土師川を上った蛇ヶ端藪にあった渡場で、愛宕あたご道の渡し。

菅嶋すがじまへ渡って東へ進めば土師村愛宕山の北麓を通って、前田東まえだひがし(明治四〇年の洪水後、全戸南の段丘上へ移転して今はない)や、つち村・戸田とだ村、あるいは遠く綾部方面への往復の近道であった。また前記の村々から野菜その他を福知山に運ぶ時や、毎年の前田愛宕神社「一村参り」(全戸参詣)などには、この渡しが利用された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む