蛇皮(読み)ジャビ

デジタル大辞泉 「蛇皮」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐び【蛇皮】

《「じゃひ」とも》
蛇の表皮
蛇皮線」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蛇皮」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐ひ【蛇皮】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「じゃび」とも )
  2. ヘビの表皮。〔塵芥(1510‐50頃)〕
    1. [初出の実例]「三味線のおこりは、永祿年中に、琉球より是をわたす。其時は蛇皮(ジャヒ)にてはりて」(出典:評判記・色道大鏡(1678)七)
    2. [その他の文献]〔顔氏家訓‐名実〕
  3. 皮膚病の一つ。皮膚がはげ落ちるもの。ヘビの鱗のようにまだらになるところからいう。〔病名彙解(1686)〕
  4. じゃびせん(蛇皮線)」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「蛇皮」の読み・字形・画数・意味

【蛇皮】だひ

蛇の脱皮した皮。〔顔氏家訓名実〕夫(そ)れ滅し形ゆれば、聲餘價も、亦た殼(せんかく)蛇皮、獸(じうかう)(獣の足迹)のごときのみ。

字通「蛇」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android