蛍光顔料(読み)けいこうがんりょう

大辞林 第三版の解説

けいこうがんりょう【蛍光顔料】

可視範囲の蛍光を発する顔料。光による刺激のある時だけ発光する有機質のものと、光による刺激が止まってからもしばらく発光を続ける無機質のものとがある。夜光塗料・カラーブラウン管・蛍光灯などに用いる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

蛍光顔料
けいこうがんりょう
fluorescent pigment

蛍光を発する顔料の総称で、無機質のものと有機質のものとがある。前者は夜光塗料にみられるように、光による刺激を止めたのちも、ある時間発光を続けるもので、後者は、ほかからの光の刺激中発光するものである。無機質の蛍光顔料の製法は、アルカリ土類金属あるいは亜鉛、カドミウムの硫化物を母体とし、これらに蛍光の中心となる微量の金属(賦活剤)と、結晶の成長を促進させ賦活剤を結晶中に入り込みやすくする融点の低い物質(融剤)とを添加し、800~1200℃に焼成する。焼成後水洗いし可溶性成分を除く。塗料、印刷インキ、プラスチックに用いられる。[大塚 淳]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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