蛮音(読み)ばんおん

精選版 日本国語大辞典 「蛮音」の意味・読み・例文・類語

ばん‐おん【蛮音】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 荒々しい大声。蛮声
    1. [初出の実例]「工藤氏特有の蛮音けふのみは極めて勢よく」(出典:東京朝日新聞‐明治三六年(1903)八月一〇日)
  3. 外国人の発する音声。また、異国なまり。
    1. [初出の実例]「声高に何やら、蛮音の経文読誦致し居りし」(出典:尾形了斎覚え書(1917)〈芥川龍之介〉)
    2. [その他の文献]〔北斉書‐陸法和伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「蛮音」の読み・字形・画数・意味

【蛮音】ばんおん

南方のなまり。〔北斉書、陸法和伝〕法和、常、言、口より出ださざるが(ごと)きも、時に論ずるれば、則ち雄辯無し。然れどもほ蠻を帶ぶ。

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