精選版 日本国語大辞典 「蜂屋柿」の意味・読み・例文・類語
はちや‐がき【蜂屋柿】
〘名〙 カキの栽培品種。岐阜県美濃加茂(みのかも)市蜂屋原産の渋柿。果実は大きく長楕円形で頂部がとがり、浅い四つの縦溝がある。重さは約二五〇グラム。果皮は暗橙色で白粉をかぶる。果肉は緻密で多汁、黄紅色で、褐斑はない。種子はほとんどない。古くから栽植されているが、脱渋が困難なため、乾し柿にして食する。はちや。
※雲形本狂言・合柿(室町末‐近世初)「先づ柿は木(こ)ねり、木(き)ざはし、はちや柿(ガキ)」
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