蜘蛛舞(読み)クモマイ

デジタル大辞泉 「蜘蛛舞」の意味・読み・例文・類語

くも‐まい〔‐まひ〕【蜘蛛舞】

《細い綱を渡る姿をクモに見立てていう》綱渡り一種で、室町時代から江戸時代初めにかけて流行したもの。

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精選版 日本国語大辞典 「蜘蛛舞」の意味・読み・例文・類語

くも‐まい‥まひ【蜘蛛舞】

  1. 〘 名詞 〙 綱渡りなどの軽業(かるわざ)。また、その軽業師
    1. [初出の実例]「於紀寺十一日よりくもまい在之」(出典多聞院日記‐天正一三年(1585)三月一六日)

蜘蛛舞の補助注記

「書言字考節用集‐四」に「都廬 クモマヒ〔文選註〕都廬国名有合浦南〔漢書註〕都廬国人勁捷善縁高有跟掛腹旋之名」とあり、軽業師の意はここから出たものか。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「蜘蛛舞」の解説

蜘蛛舞
(通称)
くものまい

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
四天王宿直着綿 など
初演
天明1.11(江戸・中村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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