軽業師(読み)カルワザシ

デジタル大辞泉 「軽業師」の意味・読み・例文・類語

かるわざ‐し【軽業師】

軽業を演じる芸人
不安定で危険の多い仕事をして世渡りをする人。
[類語]アクロバット曲芸芸当軽業離れ業曲技サーカス

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「軽業師」の意味・読み・例文・類語

かるわざ‐し【軽業師】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 身軽な動作で、種々の曲芸を巧みに演じる芸人。曲芸師。軽業使い。
    1. [初出の実例]「世の綱も渡る浮身の軽わざ師」(出典:俳諧・へらず口(不角撰)(1694))
  3. ( 比喩的に ) 非常に不安定であぶなげな内容の仕事を職業とする人。
    1. [初出の実例]「『お父さんは極堅いのがお好きで石橋を叩いて渡る方だから伯父さんとは肌が合はないサ』『伯父さんのやうな軽業師は僕も嫌ひです』」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉投機)

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