蝋管(読み)ロウカン

デジタル大辞泉 「蝋管」の意味・読み・例文・類語

ろう‐かん〔ラフクワン〕【×蝋管】

初期蓄音機で、録音再生用の蝋を塗った円筒。蝋に音溝を刻んで録音した。

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精選版 日本国語大辞典 「蝋管」の意味・読み・例文・類語

ろう‐かんラフクヮン【蝋管】

  1. 〘 名詞 〙 初期の蓄音機の録音・再生に用いた、蝋を塗った円筒。音の信号を、カッターで、その表面に刻み込むようにしたもの。
    1. [初出の実例]「錫箔の代りに蝋管を使ふやうになり」(出典:蓄音機(1922)〈寺田寅彦〉)

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