精選版 日本国語大辞典 「蝟毛」の意味・読み・例文・類語 い‐もうヰ‥【蝟毛】 〘 名詞 〙① ハリネズミの毛。また、それに似たもの。[初出の実例]「葉間累累蝟毛青 陵二轢西風一未二肯零一」(出典:艸山集(1674)二二・栗)② 物事が一度に起こること。また、その激しいさまのたとえ。[初出の実例]「悲しい同情の涙が鎧に立つ矢の蝟毛(ヰモウ)の如く簇簇(ぞくぞく)と烈しく強く集って来た」(出典:重右衛門の最後(1902)〈田山花袋〉一〇)[その他の文献]〔漢書‐賈誼伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「蝟毛」の読み・字形・画数・意味 【蝟毛】いもう(ゐまう) はりねずみの毛。〔晋書、桓温伝〕、豪爽にして風り。恣貌甚だ、面に七星り。~(劉)、嘗(かつ)て之れをして曰く、の眼は紫石のの如く、鬚は蝟毛のを作(な)すと。字通「蝟」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報