デジタル大辞泉
「簇簇」の意味・読み・例文・類語
そう‐そう【×簇×簇】
[ト・タル][文][形動タリ]群がり集まるさま。ぞくぞく。
「この植物は、茎の先に、―として花をつけた」〈芥川・煙草と悪魔〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
そう‐そう【簇簇】
〘形動タリ〙 (「そう」は「簇」の
漢音) むらがり集まるさま。ぞくぞく。
※
菅家文草(900頃)一・八月十五夕、
待月「雨脚忩々雲蔟々、秋風為
レ我可
二乖疎
一」
※和漢朗詠(1018頃)下「日を礙
(さ)ふる
暮山は青くして簇々たり 天を浸
(ひた)す秋水は白くして茫々たり〈
白居易〉」 〔白居易‐和夢遊春詩一百韻詩〕
ぞく‐ぞく【簇簇】
※不如帰(1898‐99)〈
徳富蘆花〉下「松は
墓標の上に
翠蓋を翳して、黄ばみ紅らめる桜の落葉点々として之を繞り、
近頃立てしと覚ゆる卒塔婆は簇々
(ゾクゾク)として之を護りぬ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「簇簇」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報