融念寺(読み)ゆうねんじ

日本歴史地名大系 「融念寺」の解説

融念寺
ゆうねんじ

[現在地名]斑鳩町神南三丁目

神南じんなん集落のほぼ中央竜田たつた川に臨む。円通山と号し、融通念仏宗。本尊阿弥陀如来。由緒は不詳。境内に旧神南寺の三室みむろ(下堂・地蔵堂)が移建されており、その本尊木造地蔵菩薩立像(平安前期)と木造聖観音立像(延久元年七月一一日僧行暹の造立銘がある)はともに国指定重要文化財。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android