すべて 

(読み)ささり

普及版 字通 「螫」の読み・字形・画数・意味


17画

[字音] セキ
[字訓] さす

[説文解字]

[字形] 形声
声符は赦(しや)。赦の古音は赤(せき)に近い。〔説文〕十三上に「蟲、毒を行ふなり」とあり、毒を注いで赤くはれあがることをいう。赦は人に火を加え(赤)、また攴(ぼく)を加えて祓う意であるが、それによって肉が赤く腫れあがり、螫と同じ状態となるのであろう。

[訓義]
1. さす、毒虫がさす。
2. 虫の毒。

[古辞書の訓]
名義抄〕螫 サス・サソリイラムシ・アリ

[語系]
赤thjyak、赦・螫sjiakは声義近く、赦・螫は赤の声義を承ける語である。

[熟語]
螫蝎螫齧螫刺螫手螫針螫噬螫虫螫毒螫乳
[下接語]
喙螫・肆螫・辛螫・噬螫・螫・毒螫・蝮螫

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

すべて 

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android