日本歴史地名大系 「蟇沼村」の解説 蟇沼村ひきぬまむら 栃木県:那須郡塩原町蟇沼村[現在地名]塩原町蟇沼折戸(おりど)村の北西、蛇尾(さび)川右岸に位置する。古くは同川沿いに集落があったが、水害のために宝暦年中(一七五一―六四)に台地の上野平(うえのひら)に移ったという。引沼村とも記した。近世は大田原藩領。関谷(せきや)村の枝郷。元禄郷帳の高四〇石。文化一四年(一八一七)の高七七石余で新田高三七石余、家数二四(小沼巽文書)。天明年間(一七八一―八九)の大田原用水(蟇沼用水)の開削以後当村は詰堰守とされ、往来諸役が免ぜられ用水管理に当たった(「蟇沼用水由来書」郡司吾一文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by