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蠕動運動 ぜんどううんどう

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

蠕動運動
ぜんどううんどう

動物の消化管の運動、蠕形動物移動運動などのように筋肉の収縮波を伴ううごめくような運動。うごめき運動ともいう。ヒトの消化管壁では外側の縦走筋と内側の環状筋、ミミズなどの体壁では外側の環状筋と内側の縦走筋、それぞれ二層の筋肉があり交互に伝播(でんぱ)性の収縮をする。これらの収縮は体液や消化管内容物の静水圧を介して拮抗(きっこう)的に働き、一部がくびれて長くなったり、太く短くなったりする。また、このような静水圧による体液などの流体静力学的骨格としての働きのために、ヒル類などのシャクトリムシ運動や、消化管の左右にうごめく運動がおこる。普通、蠕動運動には広い範囲の筋肉間に緊密な協調がみられる。これには、蠕形動物では腹髄神経、腔腸(こうちょう)動物では皮下の神経網、消化管では神経集網の支配や筋肉自身の自動性などが関係している。また、これらの自律的な運動も中枢からの支配を受けてその活動を調節されている。なお、腹足類がはうときに足裏を走る足波も、蠕動運動の一種である。[馬場昭次]

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世界大百科事典内の蠕動運動の言及

【運動】より

…肢をもたない無脊椎動物は,筋肉の収縮によって体の一部の収縮と別の部分の弛緩を繰り返し,体に一定間隔で支点となる変形を生じさせて,これを前後の方向へ移してゆくことによって移動する。巻貝類の腹足に見られる足波や,ヒモムシ,ミミズなどの蠕動(ぜんどう)運動がその典型的な例である。ヘビが地上をはうときも,原理は同じであって,いくつかの点が支点となり,その後の部分を前方へひっぱる。…

※「蠕動運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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