血合(読み)チアイ

デジタル大辞泉 「血合」の意味・読み・例文・類語

ち‐あい〔‐あひ〕【血合(い)】

カツオマグロなどの背骨近くにある暗赤色部分。血を多く含む。

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精選版 日本国語大辞典 「血合」の意味・読み・例文・類語

ち‐あい‥あひ【血合】

  1. 〘 名詞 〙 魚を三枚におろしたとき、身の中央に縦に走る赤い血の多い部分をいう。白身魚には少なく、カツオ、マグロ、ブリなどに多い。
    1. [初出の実例]「〔集解〕鰤〈略〉肉牛有紫血色一条内有細刺、如鮪鰹之紫血肉、倶号曰血合(チアヒ)也」(出典本朝食鑑(1697)八)

ち‐あわせ‥あはせ【血合】

  1. 〘 名詞 〙 血縁関係をたしかめる古い風習の一つ。水の中に、それぞれの血をたらし、まじるかまじらないかによって判ずる。江戸時代には、妻の姦通(かんつう)有無をたしかめるのにも用いたという。〔言葉寄〕

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世界大百科事典(旧版)内の血合の言及

【血合肉】より

…魚類特有の暗赤褐色の筋肉で,血合筋ともいう。魚類の筋肉には普通肉のほかに俗に血合と呼ばれる暗赤色の部分があり,普通肉に対する割合は魚種や筋肉部位によって異なる。…

※「血合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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