行当(読み)ゆきあたり

精選版 日本国語大辞典 「行当」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐あたり【行当】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 進んで行って突き当たりそれ以上先に進めなくなること。また、その場所。行きづまり。行きどまり。いきあたり。
    1. [初出の実例]「鐘木町とは、油掛通東の行(ユキ)あたりの町をいふなり」(出典評判記色道大鏡(1678)一二)
  3. 転じて、さしさわり。
    1. [初出の実例]「ユキアタリガアル」(出典:詞葉新雅(1792))
  4. ある物事に直面すること。また、その時。ちょうどそのとき。
    1. [初出の実例]「『おそろしやみてぐらに』といふを、行きあたり俄かになほし」(出典:咄本・醒睡笑(1628)七)
  5. 程度の最もはなはだしいこと。極度
    1. [初出の実例]「これ大いなる不了簡の極度(ユキアタリ)」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉下)

いき‐あたり【行当】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 進んで行って、つき当たること。また、その場所。行きどまり。ゆきあたり。
    1. [初出の実例]「五六軒先の露次とも横丁とも付かない所を曲ると、行(イ)き当(アタ)りが高い崖で」(出典:門(1910)〈夏目漱石〉二)
  3. ( 形動 ) =いきあたりばったり(行当━)
    1. [初出の実例]「惣て、親の五郎次郎から、いきあたりにむさとしたる事のみ打と」(出典:四座役者目録(1646‐53)下)

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