極度(読み)キョクド

デジタル大辞泉 「極度」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「極度」の意味・読み・例文・類語

きょく‐ど【極度】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事の程度が、それ以上にはならない限界のところ。また、その程度。極端。極限。かぎり。
    1. [初出の実例]「応援不便なれども随て勝ち随て迫り十五日は其極度に至れり」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)
    2. 「此孔雀の舌の料理は〈略〉豪奢風流の極度」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二)
  3. ( 形動 ) 程度のはなはだしいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「道義の観念が極度(キョクド)に衰へて」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石一九)
    2. 「極度に人懐こい、もの恋しげな心を不断に有ってゐた私は」(出典:抒情小曲集(1918)〈室生犀星〉自序)

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