行重村(読み)ゆきしげむら

日本歴史地名大系 「行重村」の解説

行重村
ゆきしげむら

[現在地名]加茂町行重

北は楢井ならい村、東は成安なりやす村、南西上横野かみよこの(現津山市)に接する。「東作誌」に、昔信田小太郎行重がしばらく蟄居したので村名となったという伝承がみえる。正保郷帳に高四〇一石余、うち田方三三四石余・畑方六七石余とある。元禄一〇年(一六九七)美作国郡村高辻帳では改出高一八一石余・開高二四石余。「東作誌」では家数三八・人数一七六で、寛政七年(一七九五)東西に分郷したという。文政元年(一八一八)の津山領郷村帳に東分三二三石余・西分二八四石余とある。天保九年(一八三八)津山藩領郡村記録も同高で、東分は家数二四・人数九三、牛二〇、西分は家数一九・人数八九、牛一八。


行重村
ゆきしげむら

[現在地名]香寺町行重

矢田部やたべ村の南東丁子ちようご山と羽部はぶ山に挟まれた矢田部川流域に位置する。慶長国絵図に村名がみえる。正保郷帳では田方一六七石余・畑方七四石余、「旱損所・芝山有」と注記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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