衛士籠(読み)えじかご

精選版 日本国語大辞典 「衛士籠」の意味・読み・例文・類語

えじ‐かご ヱジ‥【衛士籠】

〘名〙 香道空薫(そらだき)の時に用いる道具一寸(約三センチメートル)四方網状のもので銀製。形が衛士のかがり火をたく籠に似るところからいう。針金のかぎに掛け、火鉢などに刺して用いる。えじこ
※俳諧・物種集(1678)「金の山や白かねさいく 衛士籠の煙と成し感陽宮〈一夢〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android