最新 地学事典 「衛星斑点」の解説
えいせいはんてん
衛星斑点
satellite spot
X線回折図形において,ときとして逆格子点のまわりに弱い回折斑点が現れることがある。これを衛星斑点または衛星反射と呼ぶ。衛星斑点は結晶格子に周期的な乱れが存在するときに現れるもので,乱れを表す周期関数をフーリエ展開したとき,係数が0でない項としてどのような項が含まれるかにより現れ方が決まる。実際には主斑点と衛星斑点との距離は逆格子ベクトルの大きさと簡単な整数比になっている場合が多いが,そうでない場合(不整合相という)もある。一次の衛星斑点だけでなく,二次以上の衛星斑点が観測されることもある。
執筆者:丸茂 文幸
参照項目:不整合相
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

