日本大百科全書(ニッポニカ) 「衛生加工」の意味・わかりやすい解説 衛生加工えいせいかこう 織物の防腐、防カビのための加工をさしていう。主として直接肌につける肌着、靴下などの織物、編物の加工に応用されている。身体の汗による体臭や、細菌の繁殖防止などの目的で、各種の繊維に行い、洗濯にも耐えるものが必要である。加工薬剤は主として重金属(スズ、水銀など)を含有した有機化合物が用いられている。現在では、サニタリー加工、サニタイズ加工、ラルーベン加工などの商標名でよばれている。[角山幸洋] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例