デジタル大辞泉
                            「防腐」の意味・読み・例文・類語
                    
                
		
    
        
    出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
	
    
  
  Sponserd by 
 
    
	
                
        
  	
                    
		
                    ぼう‐ふバウ‥【防腐】
        
              
                        - 〘 名詞 〙 微生物を殺し、また、その繁殖を妨げるような条件を与えて、腐敗を防ぐこと。乾燥、冷凍、加熱、燻製、缶詰、塩漬などの方法がある。- [初出の実例]「能く防腐の功ありと云ふ」(出典:写真鏡図説(1867‐68)〈柳河春三訳〉二)
 
 
    
        
    出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
	
    
  
  Sponserd by 
 
    
	
        
  	
                    
		
                    防腐
ぼうふ
antiseptic
        
              
                        微生物の侵入,発育,増殖を防止し,腐敗や発酵が起らないようにすること。この目的で用いられるのが防腐剤で,少量でかび類,細菌類の増殖を抑制して食品その他の材料の変質を防ぎ,その保存性を高める効果があり,その作用も持続的であることが必要となる。微生物を直接死滅させることを目的としない点で殺菌剤または消毒剤と異なる。使用面から,(1) 工業用防腐剤 (ヒドロキシ化合物,有機酸の金属塩など) ,(2) 食品防腐剤 (安息香酸,サリチル酸,デヒドロ酢酸など) ,(3) 医薬品防腐剤 (チメロサール,塩化ベンザルコニウムなど) に区別される。特に食品防腐剤は,広く腐敗微生物の増殖を阻止する作用のほかに,人体に無害であること,保存効果が確実なこと,可食性をそこなわないことなどの条件を満たしていなければならない。
                                                          
     
    
        
    出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
	
    
  
  Sponserd by 
 
    
	
        
  	
                    
		
    
        
    出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報
	
    
  
  Sponserd by 
 
    
	
        
  
            
		世界大百科事典(旧版)内の防腐の言及
    		
      【腐敗】より
        
          
      …近代微生物学の創始者の一人となったL.パスツールは,19世紀半ばに,外界からの微生物の侵入を防ぐきわめて巧みな実験によって,微生物の自然発生を最終的に否定したが,その研究を通じて空中をはじめいたるところに目に見えない微生物が遍在する事実と,それに対処する微生物学的手法の基礎が確立された。
[防腐]
 材料の中の微生物を完全に滅菌した後で,外部からの微生物の侵入を防ぐように密栓して保存する方法と,微生物の増殖に不適当な条件を設定して外部から微生物が侵入しても腐敗が起こらないようにする方法とに大別される。缶詰,瓶詰は前者の代表例であり,塩漬,砂糖漬などは後者の例である。…
      
     
         ※「防腐」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 
        
    出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
	
    
  
  Sponserd by 