衝立て(読み)ついたて

家とインテリアの用語がわかる辞典 「衝立て」の解説

ついたて【衝立て】

玄関和室などにおき、装飾を兼ねて簡単な間仕切りとして用いる道具平安時代には衝立障子といい、「襖障子(ふすましょうじ)」「板障子」などど呼ばれた建具に脚をつけ、持ち運んで必要な場所に立てて使えるようにしたもので、布や紙を張って墨絵や彩色を施した調度品であった。江戸時代以降、庶民の住宅にも普及。こんにちでは、装飾的な和風のものでなくても、持ち運びができる板状の間仕切りをいうことが多い。

出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android