衣笠山古墳群(読み)きぬがさやまこふんぐん

日本歴史地名大系 「衣笠山古墳群」の解説

衣笠山古墳群
きぬがさやまこふんぐん

[現在地名]西京区山田桜谷町

山城盆地を一望に見渡す地蔵院南西方の約九〇メートルの尾根上に、古墳後期の二基の円墳南北に並ぶ。北には西芳寺さいほうじ川を隔てて西芳寺古墳群・松尾山古墳群がある。

二基とも、西側は竹林の客土入替作業により封土の破壊が著しいが、東半分は雑木林のため比較的よく残る。北の一号墳は径二六メートル前後、石室は西に開口する両袖式の横穴式石室で、天井石はすべて抜取られている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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