衣装付(読み)いしょうつき

精選版 日本国語大辞典 「衣装付」の意味・読み・例文・類語

いしょう‐つきイシャウ‥【衣装付】

  1. 〘 名詞 〙 衣装の着こなし。着物を着た姿。えもんつき。
    1. [初出の実例]「衣装(イシャウ)つきあしくて、くびみじかく見え侍るは生れつきたるやらん」(出典評判記野郎虫(1660)松本小蔵人)
    2. 「なんぼうつくしうても唐の女房の、いしゃう付あたま付き、弁才天を見る様で」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)唐船)

いしょう‐つけイシャウ‥【衣装付】

  1. 〘 名詞 〙 衣服、特に和服を形よく着ること。着付け。
    1. [初出の実例]「他所の男に見せやうとてか化粧(みじまひ)にも衣裳つけにも黒人(くろうと)三倍も騒ぎちらすといふ」(出典:新浦島(1895)〈幸田露伴〉七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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