衣鉢侍者(読み)えはつじしゃ

精選版 日本国語大辞典 「衣鉢侍者」の意味・読み・例文・類語

えはつ‐じしゃ【衣鉢侍者】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 住持や宗師家の侍者として、衣服銭財などのことを執り扱う役名。いふじしゃ。えふじしゃ。じえ。
    1. [初出の実例]「請英副寺充衣鉢侍者」(出典空華日用工夫略集‐応安三年(1370)八月二日)
  3. 僧侶に送る書状のあて名の下に添える儀礼的な言葉。脇付けの一つ。また上書きの一つ。いふじしゃ。えふじしゃ。えほうじしゃ。
    1. [初出の実例]「Yefat(エハツ) jixa(ジシャ) jenji(ゼンジ)」(出典:ロドリゲス日本大文典(1604‐08))

いふ‐じしゃ【衣鉢侍者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 僧侶におくる書状の宛名の下に添える儀礼的なことば。えはつじしゃ。えふじしゃ。
    1. [初出の実例]「東慶寺いふ侍しゃ」(出典:東慶寺文書‐永禄一三年(1570)四月一七日)
  3. 住持や宗師家の侍者として、衣服や銭財などのことを執り扱う役。えはつじしゃ。えふじしゃ。
    1. [初出の実例]「請英副寺衣鉢侍者」(出典:空華日用工夫略集‐応安三年(1370)八月二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む