衾田八幡宮(読み)ふすまだはちまんぐう

日本歴史地名大系 「衾田八幡宮」の解説

衾田八幡宮
ふすまだはちまんぐう

[現在地名]国富町三名 宮本

本庄ほんじよう川の支流深年ふかどし川の左岸にある。祭神は帯仲津彦命・誉田別命・息長帯姫命。天長七年(八三〇)三名さんみよう郷宗廟として建立と伝える。旧郷社。建久元年(一一九〇)伊東(工藤)祐経が日向国守護となり、社領として高三〇〇石を奉納した。弘治二年(一五五六)六月吉日の土田帳写(予章館文書)によると、倉田(衾田)大宮司分としてさんみようのうち田数二町(うち五段分)・「六ノ付ノ門」田数九段三〇・土器田一段三〇、村角むらすみ(現宮崎市)に一段、上恒久かみつねひさ(現同上)に一段、賀納かのう(現清武町)に一段、八代やつしろに一段(河成)の合せて田数三町五段・屋敷二ヵ所があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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