デジタル大辞泉
「袋掛」の意味・読み・例文・類語
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ふくろ‐かけ【袋掛】
〘名〙 園芸作業で、個々の果実に紙袋を掛けること。病害虫を防ぎ、
日焼け、薬剤焼けなどを防止し、また葉ずれ、枝ずれを防いで、果面の外観を美しく保つ
目的をもつ。《季・夏》
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
袋掛
ふくろかけ
bagging
りんご,桃,なしなどの果物を病虫害から守り,また品質を向上させるために摘果後,果実に袋をかける作業。日本特有のもので,病虫害の防除方法が確立していなかった時期には,この作業は収量の安定に大きな効果をあげた。また袋掛果実は市場側からも歓迎され,日本の果樹栽培では欠かせない標準作業の一つとなった。第2次世界大戦後はすぐれた殺虫剤の出現,病虫害防除方法の確立と労働力不足の影響で次第に減り,現在では一部を除いてほとんど無袋栽培となっている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報