袞衣(読み)コンエ

デジタル大辞泉 「袞衣」の意味・読み・例文・類語

こん‐え【×衣】

《「袞竜こんりょう御衣ぎょい」の略》天子礼服。こんい。
「―の御袖を御顔に押当てさせ御座おはしませば」〈太平記・二三〉

こん‐い【×袞衣】

こんえ(袞衣)」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「袞衣」の意味・読み・例文・類語

こん‐え【袞衣】

〘名〙 (「袞龍(こんりょう)の御衣(ぎょい)」の略) 天子の礼服。即位大嘗会などの大礼に着るもの。こんい。
※太平記(14C後)二「主上にてはおはしまさず、尹大納言師賢の、天子の袞衣(コンヱ)を着し給へるにてぞ有ける」 〔詩経‐豳風・九罭〕

こん‐い【袞衣】

〘名〙 =こんえ(袞衣)〔布令字弁(1868‐72)〕

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