精選版 日本国語大辞典 「袞龍の御衣」の意味・読み・例文・類語 こんりょう【袞龍】 の 御衣(ぎょい) 赤地に龍の模様の刺繍がある天子の祭服。日本では、聖武天皇から孝明天皇の時まで、大儀の服として即位の際に用いた。大袖に龍を、胴に日、月、星辰、山、龍、華虫、火、宗彝(そうい)などの姿かたちを刺繍したもの。これに裳の刺繍の藻(も)、粉米、黼(ほ)、黻(ふつ)を加えて十二章とする。袞龍の御衣〈和漢三才図会〉[初出の実例]「師賢法勝寺の前より袞龍(コンりょう)の御衣(ぎょイ)を著て瑤輿に乗り替へて」(出典:太平記(14C後)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例