裁っ着け袴(読み)タッツケバカマ

デジタル大辞泉 「裁っ着け袴」の意味・読み・例文・類語

たっつけ‐ばかま【裁っ着け×袴】

袴の一。ひざから下を細くし、下部脚絆きゃはんのように仕立てたもの。もと、多く武士の旅行用、のちに行商人農民仕事着として用いた。現在では、相撲呼び出しが用いている。伊賀袴

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精選版 日本国語大辞典 「裁っ着け袴」の意味・読み・例文・類語

たっつけ‐ばかま【裁着袴・立付袴】

  1. 〘 名詞 〙たっつけ(裁着)
    1. [初出の実例]「若衆頭で肌脱ぎを着て、立付(タッツケ)袴を穿て」(出典落語・京阪土産の下(1894)〈三代目春風亭柳枝〉)

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