裁っ着け(読み)タッツケ

デジタル大辞泉 「裁っ着け」の意味・読み・例文・類語

たっ‐つけ【裁っ着け/立っ付け】

《「たちつけ」の音変化》「裁っ着けばかま」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「裁っ着け」の意味・読み・例文・類語

たっ‐つけ【裁着・立付】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「たちつけ(裁着)」の変化した語 ) 裾(すそ)を紐で膝の下にくくりつけ、下部脚絆(きゃはん)仕立てになっているはかま一種。たちつけばかま。たっつけばかま。野袴。《 季語・冬 》
    1. 裁着〈青楼年中行事〉
      裁着〈青楼年中行事〉
    2. [初出の実例]「水道や水の水上崩るらん〈正友〉 立付あをる川おろしの風〈雪柴〉」(出典:俳諧・談林十百韻(1675)下)
    3. 「覆面頭巾、達附(タッツケ)、大小蓑笠にて姿を隠せし者出来る」(出典歌舞伎白縫譚(1853)大詰)

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