裏約束(読み)うらやくそく

精選版 日本国語大辞典 「裏約束」の意味・読み・例文・類語

うら‐やくそく【裏約束】

〘名〙 遊女初会(しょかい)のときに、再度会うという約束を結ぶこと。
随筆・吉原大全(1768)四「青楼の法例あまたあれども、まづうらやくそく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「裏約束」の意味・読み・例文・類語

うら‐やくそく【裏約束】

表向きにできない約束。
遊里で、遊女と初会のときに再度会うという約束を結ぶこと。「裏を返す」という約束。
「初会のいりめ、―、三会目床花」〈黄・金生木〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android