床花(読み)トコバナ

デジタル大辞泉 「床花」の意味・読み・例文・類語

とこ‐ばな【床花】

江戸時代遊郭でなじみになったしるしに客が直接遊女に与える祝儀の金。ふつう三会目に与える。

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精選版 日本国語大辞典 「床花」の意味・読み・例文・類語

とこ‐ばな【床花】

  1. 〘 名詞 〙 江戸遊里新吉原などで、揚げ代以外に遊客が直接遊女に与える祝儀の一種。三会目に与えるのが普通。床馴染。
    1. [初出の実例]「張のつよひ女郎で、床花の五匁がすんでも、もりつけのけんたい」(出典:咄本・出頬題(1773)けんたい)

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