西の国(読み)にしのくに

精選版 日本国語大辞典 「西の国」の意味・読み・例文・類語

にし【西】 の 国(くに)

  1. 都から西方に位置する諸国。特に九州のこと。
    1. [初出の実例]「小野好古朝臣、にしのくにのうてのつかひにまかりて」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)雑一・一一二三・詞書)
  2. 日本から西方にある国。天竺(てんじく)現代では西洋のこと。
    1. [初出の実例]「思ふに過ぎし御かたち也。西の国のはてに生れて、此陸奥のこがね花に光そへさせ給ふとぞ」(出典:読本・春雨物語(1808)血かたびら)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android