日本歴史地名大系 「西下町」の解説 西下町にししもまち 富山県:東礪波郡城端町城端町西下町[現在地名]城端町 西下町享保一一年(一七二六)の城端絵図(城端図書館蔵)では、下横(しもよこ)町(現横町)が東西に横切り、東は東下町、西は西新田(にししんでん)町の急坂に接し、西下町の交差地に高札場がある。下横町の南に荒(あら)町・三筋(みすじ)町、北に袋(ふくろ)町、三筋町の西に寺内(じない)があり、御坊下(ごぼうした)への坂となる。元禄八年(一六九五)蕉門の俳人八十村路通は「念仏谷夜月」と題して「はかりなき念仏の種や露の玉」と詠んだ。慶長九年(一六〇四)北野(きたの)村の七日市が退転し城端の下町に移された(「諸事御触抜書」城端図書館蔵)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報