日本歴史地名大系 「西伊那部村」の解説 西伊那部村にしいなべむら 長野県:伊那市西伊那部村[現在地名]伊那市大字伊那 荒井(あらい)・西町(にしまち)・小沢(おざわ)・平沢(ひらさわ)・横山(よこやま)・ますみヶ丘(おか)東は天竜川を境として狐島(きつねじま)村に対し、西方より天竜川に注ぐ小沢(おざわ)川と小黒(おぐろ)川の二川に挟まれた台地上に位置する。天正一九年(一五九一)の信州伊奈青表紙之縄帳には村位は中、村高は「九百七拾九石九斗八升七合 西伊奈部」とある。「長野県町村誌」によると、西伊那部村は享保二〇年(一七三五)に荒井村と西町村に分れ、寛延元年(一七四八)荒井村は荒井村・小沢村・平沢横山村の三ヵ村に分れ、慶応三年(一八六七)平沢横山村は平沢村と横山村とに分れたが、明治六年(一八七三)に全村合併して西伊那部村に復したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by