西出村(読み)にしでむら

日本歴史地名大系 「西出村」の解説

西出村
にしでむら

[現在地名]秦荘町西出・深草ふこそ

東出村北西に位置する。慶長五年(一六〇〇)彦根藩領となり、慶長高辻帳に村名があり、高五七一石余とある。元禄八年大洞弁天寄進帳では男二〇四・女二一一、寺社方男女各三。浄土真宗本願寺派宝幢ほうどう寺は、金剛輪こんごうりん寺の古記録に寺号がみえるが、兵火により衰退しのちに真宗寺院として復興したと推定される(愛智郡志)。天保下寺帳によれば慶長一六年草創、開基正入。

西出村
にしでむら

[現在地名]近江八幡市加茂町かもちよう

西中小路にしなかこうじ村の西にあり、加茂九ヵ村の一。江戸時代の領主東鍛冶屋ひがしかじや村と同じ。寛永石高帳では高二七〇石余。慶安二年書上によると田二四三石余・畑屋敷二七石余・永荒川欠砂入一〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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