西古佐村(読み)にしこさむら

日本歴史地名大系 「西古佐村」の解説

西古佐村
にしこさむら

[現在地名]篠山市西古佐住吉台すみよしだい

西吹にしぶき村の西に位置する。大川(篠山川)左岸にあり、東は安田やすだ川が流れる。南に西にし山、西に三釈迦みしやか山がある。氷上ひかみ郡より追入おいれ村を経て当地を過ぎ、古市ふるいち村から摂津・播磨方面に向かう道がある。天正一五年(一五八七)一〇月二日の豊臣秀吉朱印状(記録御用所本古文書)によれば、「多喜郡布喜・古佐・阿懸」内の二二〇石が船越景直に加増されている。東古佐村の分立に伴って西を冠したという。慶長一三年(一六〇八)の多紀郡桑田津之国帳では古佐村とあり、正保郷帳では西古佐村とみえ、田高一八三石余・畠高三九石余。元禄郷帳では高二二六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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